最近消えてきたAtom
2012年頃にはデスクトップ、ノート、組み込み、タブレット、サーバーとあらゆる機器に搭載されていたAtom。
しかし
- デスクトップ向けは2011年のBonnel世代
- ネットブック向けは2011年のBonnel世代
- タブレット向けは2016年のAirmont世代
以降は新製品がない。
ではAtomは終わってしまったのだろうか。いやそんなことはない。今も組み込み向け、サーバー向けでは新製品が出ている。
組み込み向けAtomの近況
組み込み向けAtomは2016年のApollo Lake以降しばらく新製品の投入がなかった。
しかし2021年に久々に新型のAtom(Elkhart Lake)が投入された。マイクロアーキテクチャはTremontとなり、大幅にパワーアップしている。
基本スペックは2 or 4コアで1.0~1.9GHzと特筆するところはないが、2.5GbE x3を内蔵している点は面白い。
サーバー向けAtomの近況
サーバー向けAtomは2012年のCenterton以降、毎年のように新型が投入されている。
2020年・2022年に投入されたSnow RidgeはTremontマイクロアーキテクチャのAtomで、最大24コアを搭載した高性能Atomである。
- 最大24コア
- TDP~83W
- 性能としては最大でRyzen5 5600Xと同等以上
と、おまえみたいなAtomがいるかwというスペックである。ネットワーク機器などに搭載されている。
そして2022年には新世代のParker RidgeのAtomが登場した。
- SATA x16
- 100GbE
- PCIe 32レーン
とサーバー向けにふさわしい超重装備である。ただ、こちらは4 or 8コア、~2.8GHzとCPU自体はさほど高性能ではない(まだ他コア品が登場していないだけ?)。
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