結論は一番下(解決策3)を読め
Win10では従来のデュアルブートが危険かも?
デュアルブートといえば、Windowsが既にインストールされているHDD/SSDの空きスペースにUbuntuなどのLinuxを入れて、一台のPCでWindowsもLinuxも使えるもの。Windows8まではこれで全く問題がなかったが、Windows10は半年に一度厄介な大規模アップデートがある。
以前Windows10の1803アップデートかいつかの時に、WindowsのアップデートでデュアルブートしていたUbuntuとブートローダーが破壊されたことがある。仕組みとしては私の推測が混じるが以下のようなものと思われる(当時のWin10のバグの可能性もあるが)。
- Windows10がアップデートのために5GBほどのパーティションを作成しようとする。
- WindowsがUbuntu用のext4ファイルシステムのパーティションを正常に認識できない
- Ubuntuの領域を無理やり空けて破壊しアップデート用パーティションを作成(Ubuntu死亡)
- パーティションの変更をMBRに書き込もうとするが、Ubuntu用のgrub・MBR領域を認識できず変なデータを書き込む(ブートローダー死亡)
このため、何も考えずに同じHDD内にWindowsとLinuxを共存させるのは危険だと思う。
解決策
案1:一番頭いい方法
Windows Boot LoaderとGrubを適切に設定し、一方からもう一方を呼び出す設定にすれば共存できる・・・らしいが私にはできそうにない。
案2:ディスクを分離する
まずHDD/SSDを複数搭載して、Windows10とLinuxを別のディスクにインストールする手がある。これならば先ほど述べたような形でLinuxが破壊されるようなことはないだろう。一方の使用時にもう一方のディスクが無駄になるが、仕方ない。
しかし起動時にデフォルトでないほうのOSを起動するには電源オン時にF12キーなどを連打して起動ドライブを選択して起動する必要がある。キーボードの認識が遅い環境などではこれが非常に困難だったりする。また再起動を繰り返す場合にはいちいち起動ドライブを選ぶのは大変である。
案3:Linuxを外付けHDDにインストールする(私的ベストアンサー)
BIOSやUEFIで起動順序をUSB HDD→HDDという順番に設定する。そして内臓HDDにWindows10を、外付けHDDにLinuxをインストールする。
Linuxを起動したい時はUSB HDDを接続し、Windows10を使用する場合は外付けHDDを外す。こうすれば確実かつ簡単にOSの切り替えが可能になる。
Linuxの起動ドライブがUSB接続になるので多少は遅くなるかもだが、軽めのLinuxであればCinnamonでもサクサク動く。
コメント