東芝・Seagate・Western Digital・HGST各種HDDシリーズいっぱい解説

記事書くのに飽きるまでHDDを解説してみる。

大雑把なまとめ

正確に調べるときりがないので、間違いも多いと思うがだいたいこんな感じ。赤字は現在販売終了。

Western DigitalSeagate旧HGST東芝
高負荷サーバーGold, reExos E, Constellation, Cheetah, SavvioUltrastarALシリーズ
サーバー向けExos XMG, MC
NAS向けRed, Red ProIronWolf, IronWolf Pro, Archive HDDDeskstar NASMN
監視カメラ向けPurpleSkyHawk, Pipeline HDCinemastar, Endurastar
一般向けBlue(7.2k), Black, Veloci RaptorBarracuda(7.2k), FirecudaDeskstarDT, MD
一般省エネGreen, Blue(5.9k)Barracuda(5.4k)
一般ノートPC向けブランドBarracuda(LX, LM), Momentus,TravelstarMQ, (MK)

参考にしたページの一部

http://web.sfc.keio.ac.jp/~yama/nos/archives/comp/hard/3841

https://kakaku.com/item/K0000255901/

Western Digital

WD Gold

割と新しいシリーズ。最近はUltraStarのほうが上位的な位置づけ?だが、登場当時はWDの最高級サーバー用HDD。24時間365日稼働対応。

シーケンシャルも速いし、特にランダムが速め。そして高耐久。

WD Red

NAS向けのHDD。24時間365日稼働対応だが、WD Goldみたいに常時ガリガリ使うのは向いてないと思う。また、速度はそれほど速くない。

Proが付くのはやや企業向け、無印はやや一般家庭向け。

仕事で使ってた感じ、たしかに壊れにくい。

WD Purple

割と新しいシリーズ。24時間365日稼働対応。監視カメラ向けチューニングがされている・・・らしい。

WD reシリーズ

Goldの前に存在したサーバー向けHDD・・・だと思うが間違ってたらすまぬ(現在廃盤?)。黄色と黒のカラーのシールが張っている。

WD Veroci Raptor

SATA  HDD唯一の10,000rpmモデル。デスクトップ向け最高性能モデル。SSDの普及とともに消えた。中身は2.5インチHDDなので、シーケンシャルはそこまで速くない。

WD Ultrastar

旧HGSTのUltrastarシリーズそのもの。HGSTのブランドで唯一WDが残したもの。

おそらく現在サーバー向け最高級品のHDD。速度は高速なHDDの中ではそれほど目立つほどではないが、耐久性がすごいらしい。

7,200rpmのHDDとしてはランダム4Kアクセスがチート。なんで15,000rpmのHDDの1.5倍出るんですかねえ。

WD Blue / WD Green

WD Blueは一般向けスタンダードHDD。WD Greenは低価格・低消費電力HDD。現在はWD Blueに統一され、5,400rpmが元Green, 7,200rpmが元Blue。

Seagate

Baracuda(STx000DM00x)

Seagateのスタンダードモデル。過去にやたら壊れるモデルがあったりで耐久性は微妙(現在は改善された?)だが、7,200rpmモデルは安くてやたら速い。5,900rpmモデルも回転数の割にはかなり速め。

なお、DM以下の数字は大きいものほど新しい場合も多いが、あまりあてにならない。価格ドットコムの情報を見る限り、DM009よりDM004やDM005のほうが後に製品が発売されている。

なおBarracudaはノート向けLX, LMも存在するが、あまり知らないので特に説明書けない。色々聞いた感じでは2.5インチBarracudaの一部は旧Samsung系HDDの系統な気がする。

Firecuda(STx000DX00x)

SSHD、もしくはハイブリッドHDDと呼ばれるもの。8GBのSLC SSDキャッシュ付きHDD。最大2TBまでのラインアップ。

こちらもキャッシュが効いてない場合もそれなりに高速。名前や価格などを考えるにBarracudaベースだと思われる。

IronWolf

WD Redと同じくProが付くのはやや企業向け、無印はやや一般家庭向け。

Exos

サーバー向け。割と新しい。

Exos Eが高負荷用途、Xが大容量データ向け。

Constellation

サーバー向け。ES付きは3.5インチ、無しは2.5インチ。現在廃盤。おそらく殆ど見かけないはず。

東芝

2020/03/09大幅加筆&編集

MG・MD・MC・DT・MNシリーズ

こちらの解説記事が詳しい https://ameblo.jp/takacchi1218/entry-12168215705.html

Fujitsuと東芝は(2012年頃日立の3.5インチHDDの設備を買収するまで)3.5インチHDDを作っていなかった。これら5シリーズは3.5インチHDD(例外あり?)であり、おそらく日立から買収したDeskstar、Deskstar NASなどの技術が使用されていると考えられる。

以下私のちょっと怪しい考察

以上より

日立(IBM)由来の技術+富士通の設備&技術+東芝の技術=MG, MD, MC, MN

と思われる。

またDTシリーズは外見こそDeskstarと同じであるが、Deskstarに比べかなり多分低価格化?しており、オリジナルのDeskstarに相当するものはMDシリーズではないかと思う。DTシリーズはガワはDeskstarに比べ中身はだいぶコストカットが図られている気がする。

また、東芝がWDから購入した設備は

3.5型HDDでWD社が所有するデスクトップPC向け、コンシューマ製品向けの一部の製造設備、知的財産と、ニアライン向けの一部の製造設備

https://www.logi-today.com/27994

と書かれているので、おそらくDeskstar, Deskstar NASのことだと思われるが、過去にUltrastarはDeskstarの選別品が使われていることもあるそうなので・・・?

なので、

  • HGST Deskstar≒東芝 MD
  • HGST Deskstar NAS≒東芝 MN/MC
  • HGST Ultrastar≒東芝 MG

・・・かもしれない。

以上私のちょっと怪しい考察

ALシリーズ

サーバーなどの高負荷用途向け。

MGシリーズもサーバー向けであるが、公式サイトではMGシリーズは高性能なバックアップシステム向け、ALシリーズがミッションクリティカルな用途向けと書かれており、その点が違いとなる。

MQシリーズ

ノートPC向け。ABDは9.5mm厚

登場時期が日立の工場を買収した時期と被っている気がするので、中身はもしかするとTravelstar・・・かもしれない。

HGSTの設備の買収後にシリーズが再編され、現在は2.5インチの一般向けHDD。東芝や富士通の以前の一般向け2.5インチ(MKシリーズなど)の後継と思われる。

MKシリーズ

以前は一般向け2.5インチHDDはほぼすべてこれだったが、現在はその立場をMQシリーズに譲った。サーバー向けSATA/SASおよび2.5/3.5インチHDDなども存在し、一般デスクトップ向け以外すべてをカバーしていたようだ。

余談:個人的好きなHDD

Seagete Barracura(7,200rpmモデル)

耐久性は微妙だが、7,200rpmモデルは安くてやたら速いので、大容量で速くて安いストレージが欲しいならBarracudaいっぱい積んでRAID組むのおすすめ。

高速が活かせず、耐久性重視のNASとは相性悪いと思う(10GBASE-Tで高性能なNASは除く)。

WD Red

仕事でいろいろなHDD使ってるけど、その中でもとても壊れにくいように感じる。ただし高負荷用途向けではないので、そういう用途ならUltrastarとかがいいんではないだろうか。というかそういう用途は大部分がSSDに代替される見込み。

東芝 MDシリーズ

使ったことはないけど一般向けの割に壊れにくいらしい。さすが旧富士通系

https://news.mynavi.jp/article/20190510-820745/

というか一般用途向けなのにさらっとNAS向けに混ざって好スコア出すなw