古いラックマウントサーバーをクライアントPCに改造(ATX、MicroATX、Mni-ITXマザー限定)

概要

対象は1Uや2U、3Uなどのサーバーで、中のマザーボードがATX、MicroATXなど自作PCでは一般的な規格のもの。これらをなるべく部品を流用して安価に小型デスクトップに改造する。

特殊なことをするのではなく、ただサーバーの中身を一般的なケースに詰め替えるだけである。

流用できるのは場合によってはマザボ、CPU、メモリ程度しかないが、なるべく安価で一般的な使用に耐えるものを探した。(総計3.5万円程度かかるので安い中古ノート買ったほうがよい場合が多いのだが)

各パーツについて

CPU(0円)

普通にサーバーのものを流用。Core2かそれ以降の世代(Xeonであれば3200番台以降、5300番台以降、Xeon7200番台以降)の4スレッド以上でなければやめたほうが良い。

余談

Core2Quad相当以上のCPUであれば腐っても物理4コアであり、最近のCore Mより性能が良い(TDPが10倍以上違うが)こともあるので、Windows10を動かすにもそれほど不足はない。

Intel Core m3-8100Y vs Intel Core 2 Quad
Comparison between Intel Core m3-8100Y and Intel Core 2 Quad with the specifications of the processors, the number of cores, threads, cache memory, also the...

なお、デスクトップ向けCore2Quadをモバイル用2コア4スレッドCPUが超えるのは、おおよそCore i 4000番台以降である。3000番台なら互角、2000番台以前なら概ね劣る。

メモリ(0円)

普通にサーバーのものを流用。サーバー機ならメモリはもともと多いかストックがあるだろうから十分だろう。

CPUクーラー(0~3500円)

サーバーのものを流用してもよいが、サーバー用クーラーはうるさい場合が多いだろう。その場合購入が必要。

エントリー向けサーバーならソケットはLGA775, 115X, 1366, 2011-Xあたりなので、新しく買う場合いくらでも選択肢がある。

それ以外のLGA 1356-3など(そもそもATX、MicroATXのマザーでそんなソケットのものはないと思うが)ではサーバーのCPUクーラーをそのまま流用するしかない。

スリムケース前提に小型で静音のものを選んでいるが、通常の170mm以上幅のケースならなんでもよい。

グラフィックカード(4000~9000円)

サーバーのCPUがLGA115Xなどで内臓GPUを使用しているなら別だが、たいていのサーバーはグラフィック性能が貧弱で、Windows10が動かないこともある。

その場合最低限GoForce GT710は必要となる。ノート用Core i 6000番台などのIntel HD520などにはやや劣り、510となら同等という程度の性能だが。

それより上で流通量も多いのはGeForce GT1030となる。性能も価格も跳ね上がり、CPU内臓グラフィックスよりはるかに高性能となるが、こんな間に合わせのPCつくるには贅沢すぎるかも。

ケース・電源(7000円~)

MicroATXのマザーなら電源付きで安くて小型ということでこれが良い。熱い場所でなければ電源はうるさくならないらしい。5インチベイも活用すれば、3.5インチHDDが2台は積める。

幅は通常サイズ(200mm)となるが比較的小型で激安なこんなのもいい。2018年価格ドットコムProduct Award銅賞。

ATXケースなら以前書いた記事で紹介した安くて小さいケースもいいかも。

各種安くて最小かもしれないPCケーズ(ATX、MicroATX、ストレージ数)

1U電源をATX電源に変換するものもあるので、これを使えば電源なしケースと組み合わせコストはさらに浮くだろうが…強度的に非常に心配である。

https://ja.aliexpress.com/i/32869410085.html

ストレージ(~4000円)

HDDなら余っているが、SSDはないか、あっても小容量のものしかないという場合が多いだろう。

案1 HDDで妥協

今時WindowsでHDDのみは無謀。LinuxであればWindowsよりは軽量なのでなんとかなる。とはいえ非推奨。

案2 SSD新規購入

最低240GB程度は欲しい。最安価格帯でちゃんと動きそうなのはこれ。

もっといいものはあるが、間に合わせ程度のPCにそこまでお金をかけても中途半端になるだろう。

案3 ハイブリッド構成

60GB程度かそれ以上のSSDがあるなら、WindowsをSSDに、ほかのプログラムはなるべくHDDに、という構成も可能だろう。しかしそんな面倒なことするくらいなら上の4000円のSSD買えばよいと思う。

小容量ののSSDがあるなら、HDDのキャッシュとして使う手がある。

LinuxならZFSでL2ARC、もしくはLinuxカーネルの機能のbcacheなどでSSDをHDDのキャッシュにする手もある。

サーバではほぼないだろうが、チップセットが対応していればIntel SRTでSSDをHDDのキャッシュにできる。

対応チップセットなど:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000005501/boards-and-kits.html

LSIのSASカードの機能としてSSDをHDDのキャッシュとして使用するものもあるが、ハードウェアキーが必要などいろいろ厳しいので、余っていたとしてもこの用途ではまず使えない。

OS(0~16000円)

Windowsのライセンスが余っている、もしくはLinuxを使うとかでなければ、DSP版Windowsの購入が必要。セットにするのはSSDかCPUクーラー、グラフィックボードあたりになるだろう。

なおAmazonでは1000円くらいでWindows10 Proのライセンスキーが売っているが、ほぼ100%やばいものなので絶対に避けるべき。

Windows10 Homeで13000円前後、Proで16000円前後。

サウンドカード(0~1300円)

もしマザーボードにサウンド機能なければ必要になる。

構成例1:Windows PC

Supermicroのハーフサイズ1Uサーバー(中身MicroATX)を想定。送料は考慮してない。

  • CPU、メモリ、マザーボード:流用(0円)
  • ストレージ:Crucial BX500 240GB(4000円)
  • OS: Windows10 Pro(16000円)
  • CPUクーラー:Zalman CNPS80F(800円、DSP版とセット)
  • ケースと電源:KEIAN KX-M01(7000円)
  • グラフィックボード:GeForce 710GT(4000円)
  • サウンドカード:Baffalo BSHSAU01BK(1300円)

計34000円くらい

構成例2:SSDキャッシュ付きLinux PC

上と同様Supermicroのハーフサイズ1Uサーバー(中身MicroATX)を想定。32GB程度のSSDと500GB程度のHDDが手元にある想定

  • CPU、メモリ、マザーボード:流用(0円)
  • ストレージ:HDDと小容量SSDを流用(0円)
  • OS: Linux(0円)
  • CPUクーラー:Zalman CNPS80F(800円)
  • ケースと電源:KEIAN KX-M01(7000円)
  • グラフィックボード:GeForce 710GT(4000円)
  • サウンドカード:Baffalo BSHSAU01BK(1300円)

計13000円くらい

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