【IT黒魔術】Windows95時代のPC(メモリ96MB)に最新OSをインスールして復活させる

概要

自分が小学生の頃に使ってた思い出のPCに最新OS(Alpinelinux 3.14)をインスールして復活させた。インターネット接続もできた。

スペック

  • モデル名:FMV BIBLO NU13
  • CPU: Pentium(無印のP5) 133MHz
  • メモリ:96MB(デフォルトの32MB+増設64MB)
  • GPU:Trident Microsystems Cyber9382 (2MB)
  • HDD:1.3GB(購入時) → 2GB(CFカード)
  • OS: Windows95(購入時)

復活方法のポイント

Linuxを大して理解もせずトライアンドエラーでやったので、頭の悪い方法だと思う。

OS

メジャーなOSで今でも32bitに対応しているのは、Alpinelinux, Debian, NetBSDなどがある(多分他にもある)。しかし以下の問題がある。

  • Debian・・・メモリ消費がAlpinelinuxに比べると多い(検証してないが可能かもしれない)
  • NetBSD・・・Linuxに比べるとデバイスドライバが貧弱で増設NICを認識してくれなかった。

このためデバイスドライバが豊富で、非常に軽量なAlpinelinuxを使用した。

メモリ容量

32MBではinitramfsの時点でメモリ不足になりどうしても無理だった。96MBであれば成功したが、64MBでも可能かもしれない。

NIC

Windows95時代のPCはそもそもEthernetポートがないことがある。私のPCはPCカードスロットがあるので、100BASE-TXカードを増設した。

カードは、Buffalo LPC5-CLX-CBなら自動的に認識された。

ストレージ

当時のHDDをそのまま使用するのは厳しいので、コンパクトフラッシュをIDEに変換して使用した。

当時のPCは9.6GBの壁(あまり詳しくは調べていないが)というものがあったことと、環境をあまり変えたくなかったので元々の1.3GBに近い2GBとした。

ブートローダー

Alpinelinuxデフォルトのsyslinuxはなぜか動いてくれなかった(起動時にos not foundとなる)ので、GRUB2を使用したところうまく起動した。

OSインストール

この時代のPCはFDDかHDDからの起動しか対応していない(多分)。

なので、なるべく古くてCDやUSBからの起動に対応したVIA C7 ULV搭載の古いPCでCFカードにインストールを行って、それを本題のマシンに差し替えた。

新しいマシンだと環境が違いすぎて色々問題が出るかと思い、なるべく古いPCでインストールした。古いPCでやる必要があるがは検証していないので、最新PCでも大丈夫な可能性もある。

その他

なるべく軽くしたいことと、ただでさえ無理をしているので色々ソフトウェア動かして問題を起こしたくないのでNTPはインストールしなかった。

それからなぜか画面がバグった。

おそらく解像度の問題だろうか。結局操作はすべてSSHでやることとなった。

上を踏まえたインストール方法

  1. Alpinelinux (x86版)のインストールディスクを用意する
  2. なるべく古めのPCを使用し、上のディスクを使用してAlpinelinuxをCFカードにインストールする
  3. インストールできたら、GRUB2をインストールして、GRUBで起動できるよう設定する
  4. (もしかすると画面表示に問題が出るかもしれないので、心配であればSSHで操作できるよう固定IPを設定しておく。また、デフォルトではrootは公開鍵認証でないとSSH接続できないので、追加でユーザーを作るなり何らか設定をしてSSH接続できるようにしておく。)
  5. OSをインストールしたCFカードを復活させるPCにHDDとして挿して起動する

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