個人年金保険の掛け金が控除となる年金保険控除制度。これを使って本来税として取られる分も増えると考えれば高い利回りの個人年金保険ができないかと考えた。
素人なので多分どこか間違ってると思います。
年金保険控除と効率の良くなる掛け金
たとえば年収400万の場合、所得税は年金保険の年間4万円までの掛け金の分は全部控除となり、掛け金分にかかる20%の所得税が非課税となるらしい。また住民税は2.8万円以内が同様に非課税。
http://www.kojinnenkin-hoken.com/koujo.html
掛け金が増えるほど控除できる割合は減少する。そのため掛け金を年4万円程度に抑えるともっとも節税効率がよくなるはず。
なので、もし年4万円に収まる掛け金の年金保険を契約し、年金保険控除を受けるとどの程度稼げるか考えた。
計算
なお理由は後述するが、JA共済の予定利率変動型年金共済保険ライフロードが一番良いという結論になったので、今回はこれで計算する。
毎月払いの最低掛け金は3000円、支払いは25~60歳という条件で計算する。この場合10年間で137万円が最低でも受け取れる。通常の利回りは複利で計算すると最悪で年0.6%前後だ。
しかし掛け金の3000円に対し控除がかかる。本来3000円のうち、所得税と住民税で30%の900円が取られたはず(年収400万と仮定した場合)。なので実質の毎月の負担は2100円と考える。
すると20~65歳まで35年間月2100円の負担で最低137万が受け取れると考えると、利回りは2.4%という結論になった。(こちらのサイトで計算)
もし所得税率が40%、住民税10%の場合は、月1500円負担という計算になるので、年利は4%を超える。
しかも最低利回りでこれなので、更に上回る可能性が大きい(最低利回り保証は0.75%(一定期間後)で、公式ページでは1.5%, 1.8%の場合のシミュレーションが載っている)。
結論
所得税率20%、住民税10%とした場合、年金保険控除を使って利回り2.4%~4.2%程度の保険を作れそうである。
しかし勉強にはなったものの、ここまで時間と頭を使って数十年後にせいぜい20万得する程度ということに気がついた。割に合わない。
上記の保険が最も良いとした理由
予定利率変動型年金共済保険ライフロードが一番良いと考えた理由
まず掛け金を年40000円程度に収めなくてはならない。この時点で月1万円~の保険はだめだった。また当然ながら掛け金一括払いの保険は控除を受けられない(全期前納はOK)。よって条件に合うのはこれしかなかった。
本当は元本割れの可能性がある代わりにハイリターンが狙えそうな変額個人年金保険がいいと思って探していたのだが、掛け金一括払いのものしか見つからなかった。誰か作ってください。