投資信託が優秀な点

毎月投資信託を積み立てるのって面白みがない。

そりゃ銀行預金よりは増えるけど感覚的には投資というか預金してるようなものだし。

そしてレバレッジかけられないから高利回りのものでも利回りはたかが知れてるし、ブルベアはあっても基本あれは長期的には損しやすいし。

そんなわけで最近はやりのソーシャルレンディングとかちょっと先物やらFXに手を出したりしている。

ただ、そうは思いつつも投資信託積み立てるメリットは多いと思った。

1.手間がかからない

当たり前だが、買う投資信託を探して積み立て設定するだけなので楽。証券口座1つ開けば何百種類もの投資信託を買える。

投資信託より利回り高い商品はあるが、積み立てが面倒だったり、取引の手間がかかるし素人がほいほい手を出せないものが多い。

バランス型投信なら、自由度は低いがリバランスまで勝手にやってくれる。

ロスカットがないので、定期的にチェックしておかなくても大丈夫とかもメリット。

2.  節税手段が豊富

投資信託ならiDecoにNISAに節税手段が豊富。iDecoで株やらFXはできない。

加えて、配当金再投資にしてずっと積み立てておけば利益確定まで税引きされず最大限の複利効果が得られる。

複利で増えて最後に2割徴収されるのと、毎年徴収されながら複利で増えるのとでは長期間になるほど前者が圧倒的に有利となる。

投資信託と満期のある投資商品で比較

仮に利回り10%、信託期間無限の投資信託 VS 1年満期(ただし3か月おきに同等の新しいファンドが設定され、税引き後に再投資する)で利回り10%のソーシャルレンディングのファンドで比較する。税率はどちらも利益に対し20%かかるとする。

期間無限の投資信託の場合

z年運用するとして、投資信託の場合は毎年1.1倍になり、最後に利益の1/5が差し引かれるため、

(1.1)^z × 0.8 + 0.2 (計算式は1.1^z – (1.1^z-1)*0.2 )

倍になる。30年なら14.1倍となる

1年満期ソーシャルレンディングの場合

z年運用するとして、投資信託の場合は毎年1.1倍になり、毎年度に利益の1/5が差し引かれるため、

(1.08)^z (計算式は(1.1-(1.1-1)*0.2)^z )

倍になる。30年なら10.1倍となる。

 現実的な利回り5%の場合、投資信託が30年で3.65倍、クラウドファンディングが30年で3.24倍程度の差となるが、税引きが毎年か最後のみかだけでこれだけ差が出る。

確定拠出年金

確定拠出年金に拠出した分は通常所得税で2~3割取られるところが非課税となる。33%税金で取られる場合には、3万円拠出しても実質負担は2万円となる。

所得税で1/3取られた分を税引き前まで取り戻すには2%の利回りで20年運用する必要がある。なので税引き後の所得を確定拠出年金と同等まで引き上げるには、確定拠出年金で運用するより1.02倍の利回りで20年運用する必要がある。

3. ドルコスト平均法が使える、他

他の投資商品と違い、投資信託は100円以上1円単位で買えるので、ドルコスト平均法が使える。

最後に

他の投資商品に比べれば相対的に安全だし、なにより手間がかからない投資信託は、手間を考えると優秀だという今更ながらの感想でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。